ホンモノの吹き矢 98/12/05

 インドネシアのボルネオ島のダヤック族が使っている吹き矢を見てきました。この吹き矢は「ボルネオ山中で米国製タバコと交換して入手」したそうです。「矢の先には毒を塗る」との説明があり,たしかに矢の先端部分が黒くなっていました。矢は竹ひごみたいでした。矢の円錐形の筒の部分も木製です。ただ筒があまりにも小さいのに驚きました。これでよく飛ぶのかなぁ。

 

 

 吹き矢は全長1.3mぐらい。堅い木をくりぬいてつくっているようです。吹き口のところは,別につくったものをはめこんだようになっています。かなりがっしりとした作りで,持ってみると予想よりも重い感じがしました。

 

 吹き矢の先端には,クギのようなものが巻かれていました。これでねらいを付けるのでしょうか。

 

 

矢立は,ただの筒のような感じで,吹き矢と比べてみると明らかに手抜きで作られているのがよく分かります。

 

 

 

  この展示はインドネシアの日本人学校にいたことのある土門修さんという人が室蘭市立八丁平小学校にインドネシアの民芸品コレクションを寄贈されたことによるものです。

 

メールで反応をどうぞ。伝言板に反応をどうぞ。

ここをクリックすると最初のページに戻ります。